学校日記

7月25日の自主学習コーナー【高学年むき】

公開日
2025/07/25
更新日
2025/07/25

自主学習

花火について調べよう

今日は、大阪でもっとも大きな夏祭り「天神祭り」の本宮です。
今晩は、お祭り最大のイベントである「奉納(ほうのう)花火」が行われ、たくさんの人でにぎわいます。

夏の夜空に高くまい上がり、さまざまな色や形でみんなを楽しませてくれる花火ですが、いったいどんなしくみになっているのでしょうか。
花火について知ることで、花火がもっともっと楽しくなるかも知れません。

<花火のしくみ>
打ち上げ花火は、まん丸いボールのような「花火玉(はなびだま)」を、火薬の力で高い空に打ち上げます。そして、花火玉が空の上でばく発し、飛び出した火薬がきれいな色や形の花火になります。
「花火玉」のまわりは、じょうぶな紙をはり合わせてできた「玉皮(たまかわ)」というボウルのような半球形の容器になっています。玉皮の中には、花火の色や光のもとになる「星(ほし)」とよばれる火薬のかたまりがきれいにならんでいます。

<花火の種類>
打ち上げ花火は、しくみのちがいで、「割物(わりもの)」「半割物(はんわりもの)」「ぽか物」の大きく3種類に分けることができます。

「割物」は、割り薬を爆発させて、色やけむりを出す星を飛び出させる仕組みをもつ打ち上げ花火です。割物の中でも、飛び出した星が広がるときに、尾を引くものを「菊(きく)」、星が点になって広がっていくものを「牡丹(ぼたん)」といいます。

「半割物」は、大きな花火玉の中に、たくさんの小さな花火玉が入っていて、いくつもの小さな花火が同時に開くのがとくちょうです。

「ぽか物」は、空に打ち上げられた花火玉が「ぽかっ」と2つに割れて、星やしかけが飛び出してくるもので、いろいろな光や形を楽しめるようなしくみになっています。明るい昼間に打ち上げられる花火はこの種類が多く、昼間でも花火が上がったことがわかるように、いろいろな音や煙の出し方ができます。

「花火の色」について調べよう
さて、ここからは自主学習です。
きれいな色を出す「星」は、中心にある「芯(しん)」の周りにいくつかの火薬を重ねて作られています。芯に重ねていく1つ1つの火薬は、「燃えるときに出る色」が決まっています。赤く光る火薬、青く光る火薬、白く光る火薬・・・火薬に混ぜる成分の種類や量を少しずつ変えながら、さまざまな色を出す火薬を作り出しています。そして、花火のできあがりをイメージしながら、いくつかの色の火薬を重ねて「星」を作っています。
花火の色は、「炎色反応」という化学反応を利用しています。

花火には、どんな色があるでしょうか

また、どんな化学物質を燃やすと、どんな色の花火になるでしょうか

インターネットなどで調べてみよう。