いちばんうれしいこと(3年道徳) (1月12日)
- 公開日
- 2023/01/12
- 更新日
- 2023/01/12
お知らせ
3年生の道徳の教科書に「いちばんうれしいこと」というお話があります。
「アンパンマン」の作者、やなせたかしさん。
やなせさんは若い頃に戦争を体験していますが、戦争が終わってからも、毎日食べていくということが大変な日が続きました。そんな時代を経験したやなせさんが思ったことは、
「人間にとって、一番辛いのはひもじいことだ。
戦争を振り返っても、何よりもきつかったのは飢えることだ。
正義のための戦争なんて、どこにもない。
大事なのは、決して大げさなことではなくても、もし目の前にお腹をすかせた人がいれば、その人に一切れのパンをあげることだ。
相手を思いやる気持ちが、一番大切なんだ。」
「アンパンマン」が誕生するに至ったエピソードの1つです。
また、やなせさんは、
「人間が一番うれしいことは、なんだろう?
長い間、ぼくは考えてきました。
そして結局、人が一番うれしいのは、人を喜ばせることだということがわかりました。
実に単純なことです。」
とも、話しています。
3年生だけでなく、どの年代の子どもたちが読んでも、また大人が読んでも非常に胸にささるお話です。