なにわの伝統野菜
- 公開日
- 2014/12/03
- 更新日
- 2014/12/03
給食
12月3日(水)の献立は、「鶏肉のゆず塩焼き」「田辺だいこんのみそ汁」「田辺だいこんとはくさいの煮びたし」「ごはん」「牛乳」です。
この献立には、地場産物を活用するため、「なにわの伝統野菜」の一つである「田辺だんこん」を使っています。
☆なにわの伝統野菜☆
大阪は、江戸時代天下の台所と呼ばれたように、古くから食文化が栄え、その食文化を支える大阪独特の野菜が多数ありました。
・おおむね100年前から大阪府内で栽培されてきた野菜
・苗、種子等の来歴が明らかで、大阪独自の品目、品種であり、栽培に供する
苗、種子等 確保が可能な野菜
・大阪府内で生産されている野菜
現在17品目あります。
☆田辺大根☆
田辺大根は、大阪市東住吉区で江戸時代に発祥したとされる白首の大根です。根は白色の円筒型で、末端が少しふくらみ丸みを帯び、長さ20cm、太さ9cmほどです。肉質はきめ細かく、柔らかくて甘みがあり、辛みも加熱することで甘みに変化します。
葉の裏に大根特有の毛がないことから、葉もおいしく食べることができ、すべて使い切れる大根として、料理店や家庭で大変重宝にされました。
長い間姿を消していましたが、最近、大阪で昔からの野菜を伝えていこうと作られるようになりました。