学校日記

あした(1月17日)はどんな日

公開日
2025/01/16
更新日
2025/01/16

お知らせ

 阪神淡路大震災から30年

 30年前の1月17日午後5時46分。あの大きな地震で6400人を超える人が亡くなりました。
 当時私(校長)は、伊丹市立の小学校で6年生を担任していました。「また来週ね!」と笑顔で帰っていく児童を見送り、まさか登校日にこんなことになろうとは…。幸い、勤めていた学校の児童は全員無事でしたが、家が全壊のために引っ越しを余儀なくした6年生が2人いました。毎日友だちと楽しく過ごし、一緒に卒業式を迎えるはずだったのに…
 卒業式の1週間前に、避難所になっていた体育館が空き、学校の施設全てが使えるようになりました。体育館の扉を開けたとき、学校のにおいではなく生活のにおいであったことに衝撃を受けたことを今でも覚えています。
 私たちは、明日も命があるものと思って、時には不平不満も言いながら毎日を暮らしています。けれども私は、阪神淡路大震災を経験したことで、1日1日を大切に生きることを学びました。併せてコロナ禍を経験することで、当たり前の日常の有難さを改めて感じています。
 これからの時代を生きる子どもたちの「幸せ」を祈るばかりです。

 ※写真は、朝日新聞デジタルより