学校日記

「芸術鑑賞会」 11月10日(月)

公開日
2025/11/10
更新日
2025/11/10

学校行事

 講堂に全校児童が集まり、芸術鑑賞会を行いました。今年の作品は、劇団影法師さんによる『ゲゲゲの鬼太郎』です。
 講堂に入ると、中央には大きなスクリーンやさまざまな小道具が並び、開演への期待が高まります。いざ幕が上がると、役者の方の登場に続き、スクリーンいっぱいに映し出された光と影の織りなす不思議な世界が広がりました。
 今回の影絵、皮影戯(ピーインシー)は中国発祥の芸術ということで、日本の影絵とはまたちがった表現が特徴的です。生き生きとした妖怪たちの動きに、子どもたちはどんどん物語の世界へと引き込まれていきました。場面が進むたびに歓声があがり、最後は大きな拍手に包まれました。

 後半は、不思議な音のワークショップ。
 劇中で使われていた効果音の秘密を教えていただきました。貝殻をこすって「カエルの鳴き声」を再現したり、全員でふとももをたたいて「雨の音」を表現したりと、音が生み出す世界に子どもたちは驚きと歓声をあげていました。代表児童が前に出て、短い劇に合わせてみんなで効果音づくりに挑戦し、講堂いっぱいに楽しい音が響きました。
 さらに、終了後はバックステージ見学をさせていただきました。舞台で使用されていた妖怪たちの多くが、牛の皮を素材にした精巧な人形であることを知り、子どもたちは興味津々。実際に触れてみたり、動かしている様子を見学したりして、舞台の裏にあるたくさんの仕掛けや工夫を学びました。

 劇団影法師の皆さん、心に残る素晴らしいひとときをありがとうございました。今日感じた“光と影と音の魔法”が、子どもたちの想像力と創造力をさらに広げてくれると思います。