何の穴?
- 公開日
- 2020/07/20
- 更新日
- 2020/07/20
学校日記
正門の桜の木の周りに写真のような穴が空いています。
この穴は何でしょう?
答えは、セミが羽化のため、地中から出てきた時にできた穴です。
セミの卵は長さ2ミリほどの細長い米粒のようなかたちをしています。
そのまま冬をこし、翌年の6月ごろ、梅雨の時期にふ化して幼虫になり、地面に落ちて土の中にもぐります。
幼虫は木の根から汁を吸すいながら、ゆっくりと5年かけて成長します。
成虫になったセミは体がしっかりするのを待って飛び立ちます。
飛び立ったあと、すぐに鳴くことはできません。
数日たって体が成熟してから、やっと鳴くことができます。
鳴くのはオスだけで、メスは鳴きません。
オスは鳴くことでメスをよびよせて交尾をします。
その後、メスは産卵をします。
成虫になってからのセミの寿命は2〜3週間くらいです。