学校日記

全校朝会

公開日
2021/06/14
更新日
2021/06/14

学校日記

今日の全校朝会は、テレビ中継で行いました。
校長先生のお話のあと、新聞委員会から「あいさつ川柳」の募集がありました。
横堤小学校が、あいさつにあふれる学校になるために、様々な取り組みを行っています。

【校長先生のお話「カタツムリとミツバチ」】
 
毎日が梅雨らしい蒸し暑く、じめじめした陽気ですね。
みなさん、梅雨の生き物と言ったら何が思い当たりますか。
カタツムリ、みみず、かえる、ナメクジなど、どれもそうですね。
今日はカタツムリのお話です。


梅雨のある日、カタツムリがあじさいの葉っぱの上でひとりごとを言っていました。
「どうしてぼくはこんなにゆっくりなんだろう。他のみんなみたいに、早く動けたらよかったのに。」
カタツムリはあゆみがおそく、となりのあじさいの木に行くまでには丸一日もかかってしまうのです。
そんなところへ、一匹のミツバチが飛んで来て、それを見つけたカタツムリが話しかけました。
「ミツバチさんはいいなあ。素早く動けるし、空を飛んでどこにでも好きなところに行けるのだもの。」
すると、ミツバチがこう答えました。
「ぼくはいつだって大いそがしさ。ぼくは、カタツムリさんのようにゆったりとして、みんなが飛び回る様を見つめていたいと思っているよ。」
そんな風に言われたのは、カタツムリは初めてで、「ぼくみたいに?」そんなものかなあと思いました。
次にカタツムリは、「それに、ぼくの背中の「から」はいつだって重くって、いやになっちゃうんだ。」と言いました。
すると、ミツバチは、「君は、君だけのお家をもっていて、とってもうらやましいよ。
ぼくのお家なんか、お兄さんやお姉さんがいっぱい。部屋のおくには、弟や妹たちがねむっていて、ぼくがくつろげる場所なんかこれっぽっちもないんだよ。」と答えました。
カタツムリは、つかれればいつでも休める「から」が自分一人だけの家だということに初めて気づいた気がしました。
そして、「ぼくって、本当は幸せ者?」


これは、ミツバチの言葉で自分のよさに気付いたカタツムリのお話でした。
みなさんも友達のよさをたがいにわかり合い、それをおたがいにお話しできるといいですね。
今週も、友達のよさ、自分のよさに、いっぱいいっぱい、出会えますように。