金属だってのびちゃう!?
- 公開日
- 2024/12/25
- 更新日
- 2024/12/25
理科
これまで、空気や水を温めると体積が大きくなることを学習してきました。では、私たちの身の回りにある金属は、温めるとどうなるのでしょうか。
金属はかたくて、温めても大きさは変わらないと思っていませんか?フライパンなどを温めても、見た目は変わらないのでそう思うかもしれません。しかし、金属を詳しく調べてみると、実は温めるとほんの少しだけ体積が大きくなることがわかりました。
これは、金属のつぶ一つ一つが熱によって活発に動き出し、少しだけ間かくが空くためです。この変化はとても小さいので、私たちが目で見てすぐにわかるものではありません。
このことを知ると、電車のレールや橋のつなぎ目にすき間がある理由がわかります。夏に気温が上がってレールがぼう張すると、すき間がなければレールが曲がってしまうからです。このすき間があることで、安全に電車が運行できるようになっているのです。このように、金属は温めると体積が大きくなるという性質を利用して、私たちの生活は支えられています。