予告なしのいのちを守る学習
- 公開日
- 2019/05/24
- 更新日
- 2019/05/24
いのちを守る学習
5時間目の途中、「いのちを守る学習を始めます。運動場の鉄棒を前にして、朝会の並び方で集合しましょう。」と突然放送が鳴りました。
「予告なしのいのちを守る学習」は、子どもも大人も事前に知らされません。災害は、いつ・どこで・どのように起こるか分かりません。大空小学校では、東日本大震災をきっかけに従来の想定内で行う避難訓練をやめました。それから私たちは、想定外のことが起こっても対応できるように学習しています。その中で大切にしていることは「自分の命は自分が守る、となりの人の命を大切にする」です。この学習を大空小では「いのちを守る学習」と言います。
放送が終わると、子どもたちは一度の指示で、教室から運動場へと走り出します。
運動場に集まった1〜6年生は、「いのちを守る学習」で大切にする「自分の命は自分が守る」「となりの人の命を大切にする」ことについて確認しました。2つの大切なことを守って自分が行動できたかを考えました。
教室に帰ってから、ワークシートに自分の考えを書きます。
・「放送が聞こえたら、していることをやめてすぐに逃げる。」
・「素早く、友達を押したりしないで災害から逃げたいです。」
・「学校の中は、早めに動いて外に出たら速く走る。」
・「もし1年生が困っていたりわからないことがあったら助けられるようになりたいです。」
・「自分の命も大事だけど人の命を守ってお互い助けたいと思いました。」
「いのちを守る学習」は特別な学習ではなく、日常の学習として行います。これからも自分の考えでいのちを守る行動をとることやどうしたらとなりの人の命を守れるかを意識し、想定外の学習である「いのちを守る学習」を大切にしていきます。
【コミュニティ部】