学校日記

予告なしのいのちを守る学習

公開日
2017/10/18
更新日
2017/10/18

いのちを守る学習

2017年10月18日(水)
予告なしのいのちを守る学習

4時間目の途中、突然放送が鳴りました。
「いのちを守る学習です。地震が起きました。いますぐ机の下にかくれて、頭を守ります。」

教室の子どもたちは一斉に机の下にもぐり、講堂にいた子どもたちは体を小さくして手で頭を守ります。

「運動場に、朝会の並び方で集まります!」
子どもたちは一度の指示で素早く運動場に集まります。

災害はいつ、どこで、どのように起こるか誰にもわかりません。
大空小学校では東日本大震災をきっかけに、それまでの想定内で行う避難訓練をやめました。
子どもにも大人にも知らされずに予告なしで避難する「予告なしのいのちを守る学習」を通して、災害などの想定外のことに対応する力を高めます。
これは、学校として全員の「いのち」を守ることを目的にしています。

子どもの考え
・自分のいのちを大切にするために、人があまり多くない場所から行く。
・いつ、どこで、何が起きるかわからないので「日ごろから意識しよう!」と思った。
・これからも友だちのいのちと自分のいのちを守るために、地震・災害がおきたら自分はどうすればいいか考える。
・ほんとにじしんやたいふうがくると本当にこわいので、いのちを守る学習はすごく大事なものなんだなーとすごくわかりました。
・災害のときは、たとえ学校じゃなくても、どこでも「自分のいのちは自分が守る」「となりの人のいのちを大切にする」を考えていく。

「いのちを守る学習」はなにも特別な学習ではなく、一度の指示で素早く動く、放送が鳴ったら0の声、普段の生活で高めてきた4つの力を使います。

「予告なしのいのちを守る」学習を通して、「自分のいのちは自分が守る」「となりの人の命を大切にする」ためには「自分」はどのように行動するのか考え、これからも日々の学習から意識していきます。

【コミュニティ部】