人権講演会
- 公開日
- 2015/11/14
- 更新日
- 2015/12/16
お知らせ
本日、11月14日(土)広島で被爆され、現在大阪市内・府内の小中学校で語り部として活動されている飯田清和様をお迎えして、人権講演会を行いました。
飯田さんは10年前まで自身の体験を話すことに強いためらいをもっておられました。
しかし、原爆を確実に投下し、投下した飛行機が安全に逃げるためのデータを収集するため、原子爆弾とそっくりに作られた模擬爆弾49発が日本各地に落とされ、その一つが東住吉区の田辺付近に落とされたことがテレビで報道されました。原子爆弾とそっくりの爆弾に原爆と同じ重さになる量の火薬を詰め、落とされたそうです。この爆弾での被災者は1600人以上に上り7名の方が犠牲となったと記録されています。近くには今も慰霊碑が建てられています。
この放送で模擬爆弾のことを初めて知った飯田さんは、このことがきっかけとなり、自らの被爆体験を語る、語り部になることを決心されたそうです。
かつて広島、長崎で原爆が投下されたということさえ知らない若者が増えてきた。今こそ自らの体験を語り継ぐことが必要であると感じたそうです。
今日は約20名の保護者の皆様にも参加いただきました。飯田さんの迫力ある語り口に思わず生徒たちも引き込まれていました。瞬きせずに、またあくびをする者はひとりもいなかったと飯田さんも言っておられました。
今日の話を聞いて生徒ひとりひとりが何かを感じてくれれば、本当に良かったと思います。
飯田さん、本当にありがとうございました。