平成27年11月16日(月)全校集会講話
- 公開日
- 2015/11/16
- 更新日
- 2015/11/16
山岡校長の「雨ニモ負ケズ」
先週末、パリで、同時多発テロ事件が起こり、たくさんの方々が亡くなられました。哀悼の意を表するとともに、ご冥福をおいのりします。
本校では、平和教育に力を入れています。しっかりと学んで、世界平和に貢献できる人間になってほしいと思います。
さて、立冬が過ぎ、明日以降の雨の後、寒くなってくるということですので、健康管理に気を付けてください。
以前に、台風に負けないように、水田の水を抜くという話をしました。覚えていますか?
つらいことに耐えて、しっかりと根を伸ばして、しっかりと自分の足で、大地に根を張って立ってほしいという話でした。
同じように、木にも、それぞれ個性があり、人間とそっくりだそうです。
同じ1本の木でも、理科で習ったように、南側は、太陽を浴びて年輪が広がっています。
北側は、北風にさらされ、年輪の幅は狭くなっています。そのため、北側は強い柱になり、南側は板にするそうです。
日当たりのよい山の中腹以上に生えている木は、日光をしっかりと浴びて育っているし、突風や嵐にも耐えて、強くたくましく育っているので、家の大黒柱など強い柱になるそうです。
反対に、山あいの谷間で育った木は、水分も多く、栄養分もたっぷりあり、光にも、風にも嵐にも、それほどさらされていないので、強くなく、柱には使えず、板として使うそうです。
先週、教師養成講座の現場実習で来られていた松尾扇衣(あおい)先生は、毎日の実習の後、毎晩、家庭教師に行かれていたそうです。
その資金で、先月は、カンボジアに一人で行き、身寄りのない子どもたちが預けられている施設でボランティアをしてきたそうです。
そういう経験を生かして、社会科の教員になりたい。現場実習を通して、ますます、その思いを強くしたという話をされていました。
君たちも、一日一日を大切にして、将来の夢に向かって精一杯頑張ってほしいと思います。