学校日記

2年生 国際理解教育〜世界に目を向けて〜

公開日
2019/09/25
更新日
2019/09/25

2年

2年生では、国際理解教育として世界に目を向けて「ドイツ国際平和村」について学びました。ドイツ国際平和村は、世界各国で続く紛争や内戦で傷ついた子どもたちを受け入れ、治療をし、リハビリを指導し、母国に帰す活動をしてきました。これまでに世界55カ国、約2万9000人の幼い命を救ってきています。

本日の5、6限はその映像を見てもらいました。みんな真剣に見て、衝撃を受けていました。明日の5、6限には、映像の中で、子たちのリハビリを指導していた作業療法士の勝田茜さんにご講演をしに来てもらいます。映像の感想も感想も勝田さんへの質問もしっかり書けていたので少し紹介します。

・戦争で被害を受けているのは大人だけと思っていました。けれど実際は、大勢の小さな子供たちが苦しめられていることを初めて知った。被害にあった子供たちは人生をあきらめずに一生懸命に生きていた。日本人があんなにたくさんボランティアに行ってるとは思わなかった。人と人が憎しむことで、人と人が傷つけ合うことがとても悲しく思えた。

・子供たちの傷やケガがとても痛々しかった。手術や薬の力で傷がなくなったり、歩くことができるようになったのを見ると、医学の力は本当にすごいと思った。ガザ地区やアフガニスタンなど故郷では戦争が続いているのに、故郷に帰りたいと言っていた子供たちを見て、やっぱり子供たちにとっては、たとえ戦争が続いていても家族と一緒に暮らすことが何よりの幸せなのだと思った。

・第二次世界大戦でユダヤ人を虐殺したドイツが今、平和について努力していることにすごいと思いました。手足などの一部の障がいを持つ子供や戦争に巻き込まれて両親を失った子供の悲しみは簡単には忘れられません。けれど憎しみをもってばかりいては、世界は戦争だらけになってしまいます。なので、誰もが差別なく、戦争もない世の中を作っていく必要があると僕は思います。