(写真)放課後、運動場の部活動を眺めながら、教育相談の順番を待つ生徒の様子です。
大阪市ではGW明けの月曜日を「いじめについて考える日」とし、全ての学校で取組をすすめています。今年は臨時休業の影響で延期となりました。
大宮中学校では、本日を「いじめについて考える日」、今週を「教育相談」週間としました。
全校集会で、校長先生からお話がありました。
「・・心が弱っていたり、今回のように大きな不安やストレスにさらされたときには、無意識に“トゲのある言葉を使ったり”“いじわるな態度をとったり”してしまいます。それが、”いじめ””偏見””差別”につながっていくこともあります。・・」
「・・教育相談を活用しながら、“心のパワーをアップ”し、“心を整える”一週間にしてください。」
全校集会の講話について
春の人権集会のビデオの中でも触れていますが、今世の中では、いわゆる『コロナ差別』という現象が起きています。とても残念なことです。これらの偏見や差別は、感染症が連れてきたのではなく、もともと人間の内にある“卑怯な部分”や“狭い考え”が原因です。
人は、前向きに行動しているときには、心のマイナス部分は顔を出しません。しかし、日常はよい行動ができている人でも、心が弱っていたり、今回のように大きな不安やストレスにさらされたときには、無意識に“トゲのある言葉を使ったり”“いじわるな態度をとったり”してしまいます。それが、「いじめ」「偏見」「差別」につながっていくこともあります。
皆さんの中には、長い自粛生活と急に忙しくなった学校生活とで、ストレスを感じたり、必要以上に我慢していたり、心のバランスが整わない人がいるかもしれません。
大宮中学校では今週は『教育相談』週間です。短い時間ですが、先生と向き合って話をすることで少しでも“心のパワー”をアップしてほしいと思います。
“いじめられている”“いやな思いをしている”そのような人は、ぜひ話をしてください。先生方は、秘密は守ったうえで、一緒に解決する方法を探していきます。他にも、悩みや困り事、思っていること、考えていること、たくさん話をしてください。
あるいは、“勉強に不安がある・やり方がわからない”という人も訴えてください。学習のつまずきは、小さいうちに解決するようにしましょう。
「いじめについて考える日」から始まるこの一週間を、『教育相談』を活用しながら、“心のパワーをアップ”し、“心を整える”一週間にしてください。