今日の給食(2.8 船場汁)
- 公開日
- 2024/02/08
- 更新日
- 2024/02/08
給食・事務
今日の献立は昨年度の学校給食献立コンクールの最優秀賞献立で、中央区の開平小学校の児童が考えた献立「ご飯、鶏肉のなにわ甘辛ソースかけ、船場汁、小松菜の炊いたん、牛乳」でした。
献立のねらいは「大阪の問屋街である船場で生まれた船場汁など、私たちの住んでいる地域に関わりのある献立を考えた」ということです。
皆さんは船場汁って知っていますか?船場は今の中央区にあり、明治から大正時代にかけて大阪の商業の中心としてにぎわった問屋街です。当時、多くの奉公人を抱えていた商家の食生活は質素で、月に2回ほど、塩さばなどの魚が食事に出るだけだったようです。そのおいしい部分を主人が食べて、残った頭や骨(あら)を使ってだしを取り、大根を煮て奉公人のまかないとしていたのが船場汁です。魚の「あら」まで大切に使おうとする、大阪商人らしい節約の心が表れている料理です。
今ではあらではなく、おいしい身を使って市内の飲食店や料亭などで提供され、受け継がれているそうです。
給食では塩さばが使えないので代わりに鮭を使いましたが、機会があれば本場の船場汁を食べてみたいですね。