学校日記

非日常に咲く主体性の花

公開日
2025/06/13
更新日
2025/06/13

お知らせ

探究の旅も最終章へ。47期生が隠岐の島町で過ごす修学旅行も、いよいよ最終日を迎えました。非日常の環境に身を置くことで、日常では見えづらい子どもたちの資質が静かに、しかし確かに花開いています。

ある班では、起床予定時刻を待つことなく静かに目を覚まし、自主的に行動を開始。6時には部屋の片付けと身支度をすべて整え、整然とした朝を迎えていました。「時間をどう使うか」という視点が、すでに日常生活の中で育まれていた証です。行動を早めることで得られる余白の時間をどう活かすかまで思考が及び、朝食前に軽食を準備するなど、知恵と工夫も自然と現れていました。

これは単なる生活リズムの話ではありません。時間感覚と主体的行動が結びついたこの光景こそ、生徒一人ひとりが培ってきた「生きる力」の表れです。修学旅行という特別な場面が、彼らの日々の成長の深度を静かに浮かび上がらせてくれました。