学校日記

10/20(月)全校集会

公開日
2025/10/20
更新日
2025/10/20

学校日記

定例の全校集会があり、校長先生のお話の後、生徒会執行部、図書、美化、保健、体育の各種委員会からの報告と、生徒会執行部から文化発表会当日についての連絡がありました。


校長先生のお話は以下のとおりです。

今日は「フォロワーシップ」という言葉について、少しお話をしたいと思います。
この言葉、聞いたことがありますか?「リーダーシップ」という言葉はよく聞きますよね。学級代表や部活動のキャプテンなど、リーダーとしてみんなを引っ張っていく存在のことです。でも、リーダーだけでは、クラスも、部活も、学校も動きません。リーダーがひとりですべてを動かすことはできません。リーダーを支え、協力し、行動する人がいて、はじめて集団はうまく動きます。これが「フォロワーシップ」——つまり、「支える力」です。
フォロワーシップとは、「ただ言われたことをやる」だけではありません。大切なのは、自分の考えを持ちながら、全体のために動くことです。自分で考えて、まわりを見て、必要な行動ができる人。それがフォロワーであり、フォロワーシップです。
たとえば、こんな人たちです。
・クラスで困っている友だちに、さりげなく声をかける人
・学級委員の活動を、陰で支えてくれる人
・体育大会や合唱の取組で、みんながスムーズに動けるよう裏で動いてくれる人
どれも、リーダーではないかもしれません。でも、チームを前に進める力を持っています。皆さんの学校生活では、体育大会や文化発表会など、さまざまな行事や取組があります。こういった取組を安全に、そして円滑に進めるには、「支える人の力」がとても大きいです。リーダーが10人いても、動く人がいなければ進みません。でも、リーダーが1人でも、協力する人がたくさんいれば、大きな力となります。
これからの社会では、「リーダーになる力」だけでなく、「まわりを支え、チームで力を発揮する力」がとても大切だと言われています。どんな職場でも、自分で考え、周りを見て、必要な行動ができることは必要とされる力です。リーダーにならなくても、人の力になれることはたくさんあります。そして、それが周りから信頼される人になる第一歩だと思います。
一人ひとりがフォロワーシップを意識すれば、クラスも、部活も、学校も、もっと良くなっていきます。リーダーを支え、周りをよく見て、自分にできることを見つけて行動する。みなさんも、今日から少しだけ意識してみてください。自分の行動が、学級や学年、部活動、学校全体をよりよくするきっかけになるのです。みなさん一人ひとりが、その力を持っていることを、忘れないでください。