全校集会【校長講話】要旨
- 公開日
- 2021/07/12
- 更新日
- 2021/07/12
校長メッセージ
今日は、改めてSNSの話をします。SNSと言っても、君たちの場合は「line(ライン)」がメインかと思います。そのラインですが、自分たちは、自分たちだけの「しゃべり場」だと思っているでしょうが、それは大きな間違いです。スクショ(スクリーンショット)すれば、簡単に持ち出せますよね。また、それが、インターネットで一度外の世界に放出されたら、もう終わりです。こういうのをデジタルタトゥー(一旦、インターネット上で公開された書き込みや個人情報などが、一度拡散してしまうと、完全に削除するのが不可能であることを、「入れ墨(タトゥー)を完全に消すことが不可能」であることに例えたもの)といいますが、軽い気持ちで「やってしまった」ではすみません。
最近では、警察もサイバー犯罪の取締まりを強化しています。大阪府のサイバー犯罪対策の窓口では電話や電子メールでの相談・情報提供を受け付けています。もっと言えば、誹謗中傷(簡単に言うと他人への悪口ですね)は名誉毀損罪に当たる場合があります。刑法第230条の名誉毀損罪が成立します。罰則は3年以下の懲役もしくは禁錮または50万円以下の罰金です。あるいは、侮辱罪に該当するかもしれません。根拠・理由があったとしても、公然と人を侮辱すると刑法第231条の侮辱罪が成立します。「バカ」や「頭が悪い」といった表現でも、成立する場合がある犯罪です(未成年だからというのは、言い訳になりません。それなりの罰則は覚悟しなくてはなりません)。
軽く考えていませんか?『そんなことぐらいで』と思ってませんか?『そんな、大げさな』なこと言ってという、場合ではないのです。キツイ言い方になるかもしれませんが、れっきとした犯罪であるということを自覚してください。スマホを使いだして、SNSをすることの自覚と責任を持てない人は、SNSなどやらない方がいいですね。ポッチと送信ボタンを押す前に、この文を流していいのか、もう一度読み直してみてください。