12月14日の全校集会
- 公開日
- 2015/12/14
- 更新日
- 2015/12/14
つぶやき
14日の全校集会での話。
税務署からの賞状伝達の後、校長の話。
先週末で今中の読書週間は終わりましたが、たくさんの本を読めましたか? 読書週間が終わったから、本を読むのも終わりというわけではないと思いますが、これからもどんどん読んでください。
さて、読書週間の前に、お勧めの一冊をお願いしますということだったので、今中の図書室の中をじっくりと見まわしてみました。すると、30年ほど前に今中にいたとき、図書の係をしていたこともあったのですが、その時に購入してもらった本がありました。ちょっと高価で、担当の理科にも関係する本なので、買ってもらうことにしたものです。今回はそれを紹介しましたが、いざお勧めの本といわれるとすごく悩みます。
小学校のころは、僕は本を読むのが苦手で、むしろ図鑑とか百科事典を見ている方が好きでした。中学校になってから読むようになりました。で、今は読書がとても好きです。なので、お勧めしたい本はたくさんあって困ります。
ですが、あえて一冊を選ぶとしたら…。(ポケットから本を取り出して)この、ルネ・デカルトの「方法序説」です。このように文庫本でもとても薄いので、読めますよ。
デカルトって聞いたことないですか? 皆さんにも深く関係しています。数学で出てくるX−Yの座標を考案した人でも有名です。デカルト座標とも言われています。数学の達人でもあったようです。ほかにも有名な言葉「われ思う、ゆえにわれあり」は聞いたことないですか? 哲学者としても有名なデカルトは、考え、考え抜いて、得た一つの真理がこれなのです。第5部では例として心臓の働きを説明していますが、これは17世紀のことなので、現在知られているものとは少し違う部分もあります。
チャンスがあれば一度読んでみてください。
以前読んだある資料では、日本の社長さんに聞いたお勧めの本の第一位がこの方法序説だったのです。驚きました。これを読めば、あなたも将来社長になれる、…かもしれない。
それはさておき、もうすぐ冬休みです。ちょっと時間が取れる時なので、普段読まないようなちょっと太めの本を読んでみるのもありかもしれません。挑戦してみてください。