【保健養護部】令和8年度学習会
- 公開日
- 2026/10/20
- 更新日
- 2026/10/20
保健養護部
日本の10代の若者の自殺は、近年大きな社会問題となっています。警察庁によると、令和7年の自殺者数は19,188人で、初めて2万人を下回った一方、厚生労働省および警察庁によると、小中高生の自殺者は538人で、統計開始以来過去最多と深刻な状況でした。自分の悩みを周囲にあまり打ち明けない、SNSやオンラインゲームで共感してくれる相手を探す、決断までの期間が短い等、10代の自殺には予兆が見えにくい、自殺の原因が特定できないという問題点があります。思春期の子どもの言葉にならない想いや苦しみに思いを寄せ、「死にたい」という気持ちも受け入れ寄り添うことが大切ではあるものの、それに向き合うことは大人自身にも心理的な負担がかかります。一人で抱え込まないために、ケース会議やカンファレンスの場をもち、チームで対応することで、共感的かつ冷静で客観的に対応することができます。また、養護教諭自身のメンタルケアの重要性についてもお話いただきました。講義のあと、班別協議では活発な意見交換が行われました。参加された先生方の関心の高さと、日々悩みながら子どもに寄り添い支援されている様子も垣間見え、学びが深まった有意義な時間となりました。
<参加者の感想>
・悩みのある生徒に対して原因を知ろうとしている自分に気づき、原因がないことも多く、しんどさや辛さを受け止め
受け入れることが大切だと学べました。
・大人としての役割は、(子どもが)「安心して不安定で過ごさせること」という言葉は今後大切にしていきます。
・チームとして対応しお互いを支えられる組織は、自殺予防だけでなく、必要不可欠なことと改めて思いました。
・「死にたい」という感情は勝手にわいてくるもので、本人もコントロールできないというお話が印象的でした。
・自分の対応が本当に良かったのか悩むことがあるが、「枠の中で」という一本芯を持つこと、チームで「しんどい一年
を耐えよう」という雰囲気づくりを自分も大切にしたいです。