全校集会毎年、12月4日〜10日までを人権週間と定め、人権について考えようという週間になっています。 人権とはすべての人が「人間らしく幸せに生きる権利」のことで、ここにいるすべての人が持っている権利です。20世紀の悲惨な戦争を経験し、戦争は最大の人権侵害であるという反省から、人権週間を設け、みんなで人権について考えようということです。よって21世紀は人権の世紀と言われています。みなさんもいろいろな人権について考えてほしいのですが、特に考えてほしいことは「いじめ問題」についてです。 この高倉中学校にも、陰口、悪口、無視といったいじめが存在します。みなさんは一人ひとりが違う個性を持った人たちです。みんな違います。みなさんはもう中学生です。どうか一人ひとり違うのだということをわかってください。少し自分と意見が違うから、少し気に入らないことがあるから、と発せられる何気ない一言、嫌味な言葉が、相手を傷つけるのだということをわかってほしいと思います。 身体の傷は薬を塗れば治ります。しかし、心の傷には薬は塗れないのです。心の傷を治すには、相手を思いやる温かい言葉しかないのです。 「云うは水に字を描くがごとし、聞くは石に字を刻むがごとし」です。言ったほうの言葉は水に字を描くように流れてしまいますが、聞いた方は石に字を刻むように心に残り消えることはありません。常に相手のことを思いやり、気づき、行動できる人間になってください。この人権週間では、いじめについて、人権についてしっかりと考えてほしいと思います。 1年生全校集会体育科の尾越先生です。 クリスマスツリー全校集会生徒会や各種委員会からお話がありました。 |
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