つづき1月17日(火)晴れ全校集会校長先生から、「その時その場に応じた行動」「自分の命は自分で守りきる」と題して、以下のようなお話がありました。 寒さも少し緩み、暖かさを感じますが、引き続き健康管理には十分注意をしてください。 今日から3年生の面接練習が始まります。面接は、高校が唯一、教科の学力ではない皆さんの人間を見る試験です。面接、あいさつ、言葉づかい等です。また、質問に対してどんな対応をするのかみる試験です。したがって面接は一つの答えを求められているわけではありません。要するに高校側は「その時その場に応じた行動ができるか」を試験しているのです。その場に応じた服装や、敬語等の言葉づかい、誠実な受け答えのできる人間に入学してほしいと思っているのです。具体的には、先日茨城県の成人式で、新成人が酒に酔って壇上に上がり、逮捕されました。そのような人間に入学してほしくないということです。面接は教科以外の皆さんの学力です。普段から当たり前のことを当たり前にできる、「凡事徹底」を積み重ねて、皆さんの誠実な人柄をアピールしてください。どうかその場に応じた行動ができる人間になってほしいと思います。面接はそれを試す良い機会です。頑張ってください。 もう一つ皆さんにお話ししたいことがあります。22年前の1月17日は、阪神淡路大震災のあった日です。今までに経験したことのない想定以上の大きな都市型地震で、ビルや高速道路の倒壊、あるいは火災で多くの人が亡くなりました。以降、建物の地震に対する基準が高くなり、大阪市のすべての学校も耐震工事が行われました。このように国や市が地震や災害に対して安全を確保してくれています。私たちも防災訓練の大切さ、命の大切さを考える機会にしてほしいと思います。 ここで皆さんに少し考えてほしいことがあります。1日24時間365日で、皆さんが学校にいる時間は、朝8時から4時までとして8時間。1日の約3分の1です。土日祝日や長期休業日など休みの日を入れると、年間で学校にいる時間は3分の1以下になります。もし、災害が発生したら、圧倒的に学校外にいる確率の方が高いわけです。学校なら先ほど話をしたように、耐震工事が行われ安心ですし、放送や先生の指示によって安全な場所に避難することもできます。しかし、家にいるときに災害が起これば、自分で判断して自分で命を守る行動を適切にとらなくてはなりません。常に「自分の命は自分で守りきる」という意識をしっかり持ってほしいと思います。 どうかよろしくお願いします。 3年生 校長面接練習3年生 面接指導 |
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