週の始まりの月曜日、教室の個人ロッカーの整理をしていました。机を整える。ロッカーを整える。服装を整える。言葉遣いを整える。文字を整える。このようなものを整えるということは「気持ちを整える」ということにつながります。

　今日は玄関に飾ってある菊の花がきれいに咲き出したというお話をしました。

「菊の花が玄関で立派に咲いています。これは、管理作業員の畠山さんが挿し芽をしてから本当に長い時間をかけてお世話をしてくださったから大きな花を咲かせているんです。昨日、植えたものがすぐに花を開くものではありません。柘榴・柿・温州ミカン・金柑・夏ミカン・花梨。金塚小学校には今、たくさんの実がなっています。これも最初は小さな実が少しずつ少しずつ大きくなってきたのです。花が開いたり、実ったりするまでにはとても長い時間と手間がかかっているものです。皆さんも同じです。自分の目標にしていることはなかなか手に入りません。粘り強く、丁寧に、辛抱したり、我慢したりしながら頑張ることで大きな花が開きます。大きな実がなります。皆さんには自分の目標に向かってあきらめずに頑張れる子どもになってほしいと思います。」

　お話の後、全校児童の前で「大阪市児童絵画・版画作品展」で優秀な賞を頂いた２名の児童に表彰状を渡しました。

　昨日、子ども達は修学旅行から帰ってきました。保護者の皆さんにも楽しかったことを色々と話してくれたのではないでしょうか。子ども達の頑張りとやる気で笑顔いっぱいの修学旅行になりました。その上、２日間とも天候に恵まれ、予定していたプログラムを全て実施することができました。天候だけは子ども達や私達がどのように頑張ってもどうにもならないものですが、２日間とも秋晴れのいい天気になりました。４月からの子ども達の頑張りにお日様もしっかり応えてくれたのでしょう。
　昨年度までは「青空号」（修学旅行専用列車）を使っていたのですが、今年度からバスを使うことになりました。そのことで移動が楽になり、途中に「モクモクファーム」での活動を組み込むことができました。腰の引けている子どももいましたが、なかなか体験できない牛の乳搾りもできました。バイキング形式のお昼ごはんも子ども達には好評でした。
　バスを使うことで、学校から出発し、モクモクファームへ、宿へ、志摩スペイン村へ、そして学校へと移動がとても楽になりました。ただ、乗り物酔いの子どもは少し辛かったかもしれませんね。
　子ども達は終始、金塚の最高学年としてのプライドを持って活動していました。きっと、今回の修学旅行でも頑張る楽しさを体感してくれたのではないでしょうか。
　昨日はさすがに疲れている子どももいたので、今日は欠席してしまう子どもがいても仕方ないかなぁと思っていたのですが、欠席者は０でした。素晴らしいですね。
　約束していた「お迎えの保護者の方に荷物を持ってもらわずに家まで自分で持って帰る」ということが達成できたかどうかは確かめようもありませんが（自分で持って帰ったと信じています）、次の日の欠席者０に子ども達の成長を感じずにはいられませんでした。

　　　　　　　　　　　　大阪市立金塚小学校長　山本信吾

　音楽科学習の様子です。鍵盤ハーモニカで「きらきらぼし」の合奏をしていました。

　社会科学習の様子です。「農業」・「水産業」の学習が終わり、「工業」の学習に入っています。