1995年1月17日、阪神淡路地方を襲った大震災から26年目を迎えます。
がれきの山になった神戸に誕生した一つの歌があります。それが、「しあわせ運べるように」です。作詞作曲をしたのは、神戸市内の小学校に勤めていた臼井真先生です。先生の自宅も全壊し、変わり果てたふるさと神戸の町をみて沸き起こってきたのが、「しあわせ運べるように」の歌詞とメロディーです。それはわずか10分で完成したそうです。
「地震にも負けない 強い心をもって」という歌詞で始まるこの歌は、東日本大震災をはじめ、新潟や熊本でおきた地震の被災地でも歌われ、人びとを勇気づけてきました。(YouTubeで聴くことができます)
この春、臼井先生は38年間の教員生活を終えられます。
いつまでも、あの日をわすれずに。
世界中の人びとが安らかでありますように。