む、む、む…むずいっ!!(中学部)
いや〜、難しかった!!とにかく難しかった!!悪戦苦闘すること実に45…
分!!(「そこは”時間”ちゃうんか〜い!!」というツッコミ入れられそうですが(笑)) なんの話かというと、中学部の1・2年生が先日取り組んだ、「ピアサポート」の授業の話です。 ちなみに「ピアサポート」とは… ・「ピア」⇒仲間・同僚 ・「サポート」⇒支援 ということで、要するに仲間同士で支え合い、課題を解決していくことを表しています。 弘済中学校では毎年このピアサポートの授業に取り組んでいるのですが、その目的は、人間関係の構築には仲間同士で支え合うことが大切であることを知り、そのためには、相手を知ろうとし、理解することが重要であることから、自分の気持ちが相手に伝わるような話し方を身につけて、一方通行的なコミュニケーションではなく、互いに理解し合える双方向的なコミュニケーションをとれるようにしていこうというものです。 今回の授業では、2人1組のペアをつくり、1人がモニターに表示されている絵について言葉のみを使って(身振り手振りも禁止!!)パートナーに説明し、そのパートナーはモニターは見ないようにして、言葉だけを聞いて、モニターに表示されている絵がどのような絵か想像して、実際に紙に描いてみるという取り組みを中心に行いました。 そして、その結果が、みんなとにかく「悪戦苦闘」!! なかなかうまくコミュニケーションがとれず、互いにヒートアップしたペアからは、 Aさん:「だから〜!!○○やって、言ってるやん!!」 Bさん:「は!?だから、その○○っていうのが意味わからんねん!!意味わかるように言えや!!」 みたいな会話も!! でも、そこは弘済中生。ヒートアップしても、ケンカになるようなことはなく、悪戦苦闘しながらも、終始、楽しそうに取り組んでいました。まあ、ヒートアップするのは、それだけ一生懸命「相手に伝えよう」「相手の言ってることを理解しよう」という気持ちの表れでもあるので、そういう気持ちを持てた時点で、ピアサポートの一番大切な部分は理解できてるということで… え?いいように言い過ぎ?(笑) いや、でもその気持ちは本当に大切で、そのうえでしっかりとスキルも身につけていきましょうということです。 ということで、苦労はしながらも、それぞれに工夫して相手に自分の言いたいことを正確に伝えるトレーニングを積めた貴重な時間となりました。 ★生徒の感想より ・普段からよくしゃべる人とでも、感じ方が違うのにびっくりした。よく人を見て発言するべきだと思った。 ・相手に伝えることがこれほど難しいとは思わなかった。でも、意外と楽しかったし頑張ったと思う。 ・面白かったです。けっこう伝わりにくくて難しかったです。ただ、伝わった時のうれしさもありました。 ・ペアの人の言い方が難しすぎる!(笑)何を書いたらいいかわからんくてよくわからんかったけど、面白かった。でも、理解しようと頑張った。 ・意外と伝えるのも理解するのも難しくて、自分では分かっていても相手にどうやって表現するかっていうのが結構大変でした。相手に意見を伝えるのが上手くできないからこの授業でしっかり力が身についたと思います。 全校朝会の様子
☆校長先生のお話
校長先生から、先週行われた卒業式についてのお話がありました。「卒業式は、年々素晴らしいものになっています。それは、卒業生だけの力ではありません。ここにいる在校生の協力もあって、素敵な式になりました。これが“集団の力”です。みんなで1つのことをしっかりやろう!という気持ちが、とても大切です。学級の中でもぜひその力を発揮してほしいと思います。」とおっしゃいました。 ☆今週の講話 今回は中学部の大塚先生から『来年度に向けて』のお話がありました。あと10日で修了式となりました。今年度を振り返って来年度の目標を決めたりすると思いますが、【反省】とはできなかったことだけを見つめることではなく、できたことにもしっかり目を向けることだとお話しされました。 本日より、小学部6年生に向けて『弘済小中学校 体験授業』をスタートしました。中学校での学習をスムーズに始められるように準備をする、有意義な時間となることを願っています。 卒業証書授与式
3月11日(金)、弘済小学校・中学校では、卒業証書授与式を行いました。
2年前は、新型コロナウイルスの影響で臨時休業中でした。 「精一杯できることを!!」と規模を縮小して卒業生と職員だけでの卒業式となりました。 昨年度は、感染対策をすることで、全校児童生徒が集まり、 制限はありましたが保護者や園の先生方にもお越しいただいて卒業式を行うことができました。 今年度も新型コロナウイルスの感染対策を行いながらですが、昨年度と同様に制限がありながらも開催することができました。 小学生は、卒業生と在校生がありったけの声を出して素敵な言葉を送り合うことができました。 また、卒業生からは、リコーダーで「ふるさと」の演奏の贈り物がありました。 中学生は、卒業生と在校生がありったけの気持ちを込めて 送ることばと別れのことばを交わすことができました。 今年度も弘済小学校・弘済中学校の全員が集まって、本当に温かい卒業式を行うことができました。 卒業生のみなさん、 新しい道を、そして自分の目指す道を、一歩一歩進んでいってください。 いつも応援していますよ。 ご卒業おめでとうございます。 卒業式練習起立・礼・着席の練習から始まり、お祝いの言葉やお礼の言葉などを含め、全体の動きや流れの確認をしました。 小学校の先生から、「心の中や感情は、目で見ることはできない。けれど、お祝いの気持ちを礼や座っている姿勢から伝えることはできます。気配り目配りから卒業生おめでとう!という気持ちを伝えることができます」というお言葉をいただきました。 その話を聞き、小学6年生と中学3年生の肩にも力がはいり、その空気を受け在校生もほどよい緊張感を持って、卒業式練習に取り組むことが出来ました。 3時間目は中学生のみで証書授与や歌の練習行いました。卒業式の最後には「旅立ちの日に」を学年ごとで各パートにわかれ歌います。各パートで音程を意識し、何度も練習を行いました。 まだまだ歌詞を覚えきれず、不安そうに取り組む生徒も多かったですが練習できる回数も限られています。 最大限の練習を重ね、よりよい卒業式を迎えられるよう準備していければと思います。 全校朝会の様子
☆校長先生のお話
校長先生からは「卒業お祝い会」と「卒業式」についてのお話がありました。中学部では、先週5・6時間目に卒業お祝い会を行いました。生徒会執行部と中学1・2年生の有志メンバーを中心に『謎解き宝探しゲーム』『合唱』『卒業ムービー』を準備してくれました。校長先生のお話の内容は、「3年生に感謝の気持ちを伝えようとするみんなの姿を見て、本当に感動した。人は感動したら、幸せな気持ちになります。金曜日の卒業式も、ぜひそのような式にしてほしいと思います。また、コロナ禍で大きな声を出して歌えない状況にあります。しかし、“歌えない”のと“歌わない”のとでは大きく違います。式に参加しているすべての人々を感動させる歌声を響かせてください。」とおっしゃいました。 ☆今週の講話 今週は中学部の吉田先生から「ロシアとウクライナの状況」についてのお話がありました。吉田先生の担当教科は【社会科】です。小学部の子どもたちも分かりやすいように「ロシアは、日本40〜50個分の大きさで、世界一大きい国」など詳しく解説。「(ウクライナやロシアの人たちのために)すぐにできることはあまりないけれど、確かなニュースを見て、同じ過ちを繰り返さないように勉強をすること。18歳になったときには選挙権があるので、平和な日本をつくりあげてくれる人を選ぶこと。世界のニュースを気にしながら、しっかり新年度の勉強も頑張ってほしいと思います。」というお話でした。 |