9/19(火)全校集会

 定例の全校集会を行いました。校長先生の講話を紹介します。

 おはようございます。
 【昔々、あるところで2匹のヤマアラシが出会って友だちになりました。その日はとても寒い日だったので、2匹のヤマアラシは近づいてお互いの体温で暖まろうとしました。しかし近づくと、お互いに相手の背中に生えているハリが刺さって痛くて痛くて仕方ありません。そこであわてて離れるのですが、それだとやっぱり寒くて耐えられそうにありません。2匹のヤマアラシは近づいては相手のハリで痛い思いをし、離れては寒さに凍えるということを繰り返しましたが、これではいつまでたってもらちがあきません。2匹のヤマアラシはどうしたらいいのか一生懸命考えました。そしてついに、ハリの痛みを我慢でき、それでいてお互いの「ぬくもり」で暖かく過ごせる最適な距離を探し当てたのです。その後2匹のヤマアラシは、いつまでも仲良く暮らしたということです。】
 この話は、ドイツのある哲学者が作った話です。ヤマアラシたちは、「近づかないと相手のぬくもりを感じられない」と、「近づくとハリが刺さって痛い」という両立しない現実に板挟みになっています。このように、2つの選択肢のどちらを選んでも問題が残る悩ましい状態になることを「ジレンマ」といいます。
 私たち人間は、誰かと親しくなると、つい甘え過ぎてしまったり遠慮がなくなったりして、時には相手を傷つけたり相手に傷つけられたりすることがあります。だからといって、傷つくのが怖いからと誰とも親しい関係をつくらないとしたら、これもまた寂しいことです。痛みが気にならず、しかも相手のぬくもりを感じることのできる心の距離をみつけることはとても大変なことで難しいことだと思いますが、お互いが思いやりの気持ちを持って協力し合えば、くっつきすぎず離れすぎずちょうど良い距離が見つかり、いつまでもその関係は続くということをこの話は伝えています。
 友だちとの距離・間隔、付き合い方は、みなさんにとっても難しい課題だと思います。「前まではよく話をしていたのに、最近は前ほど話さなくなった。相手は自分に対してなんか冷たくなったように思う」とか、「自分は友だちと思っていたのに、他の人と仲良く話していて面白くない」などと、友人関係のトラブルもあると聞いています。
 自分が思う相手との心地よい距離感・付き合い方と、相手が思う心地よい距離感・付き合い方は違うものです。一人一人が自分の思いばかりにとらわれずに、相手の気持ちも考えながら、ちょうど良い距離感・付き合い方を見つけ出していってください。時には衝突することもあると思いますが、そんな時は冷静になってしっかり話し合って、気持ちを伝え合って、解決してもらいたいです。
 大人になっても人との付き合い方は試行錯誤の連続だと思いますから、中学生のみなさんも、より良い人間関係を築く練習だと思って、今から人との向き合い方を真剣に考えていってほしいと思います。そうすれば、みなさんが今取り組んでいるさまざまな行事や活動も、より一層充実した素晴らしいものになると思います。今日はコミュニケーションについての話をしました。

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9/18(金)学級旗・3年

 3年生の学級旗です。完成に近づいてきました。
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9/15((金)団練習3,4回目

 団練習3,4回目の続きです。
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9/15((金)団練習3,4回目

 団練習3,4回目の続きです。
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9/15((金)団練習3,4回目

 団練習3,4回目の続きです。
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