学校日記

七輪体験

公開日
2014/01/28
更新日
2014/01/28

3年生

3年生は3学期に社会科で『むかしの人々のくらし』について学習しており、
その一環として、1月22日(水)に『七輪体験』をしました。

各班に七輪と紙、割りばしと炭が配られ、班での活動。

今回のために、社会科の授業で何回も火をつける手順は勉強してきました。

「まず、紙を下に詰めて、
 次に割りばしを風の通るように並べて、
 その上に炭を並べて」

と、子どもたちはノートも見ずに、
班のみんなで協力して、準備がスムーズに進みました。

いざ着火すると、

あまり経験のない煙に、

「けむたい!」
「くさい!」

と叫ぶ子も多数。。。
しかし、涙目になりながらも交代しあい
うちわで一生懸命に風を送り続けていると。

「先生!炭が赤くなってきた!」

という班がだんだんと増えてきて、
多少前後はしましたが、10班すべてが炭への着火に成功しました。

あとは、少し火がおさまるのを待って、
一番子どもたちが楽しみにしていた『おもち焼き』です。

少し焦げてしまった班もありましたが、
自分たちで苦労して起こした火で焼いたおもちだったせいか、
みんな「めちゃめちゃおいしい!」と溢れんばかりの笑顔で食べていました。

班のメンバーや手伝ってくださった先生方と一緒に七輪を囲んで、
おもちを食べ終わったあとには、「干し芋」も七輪で焼き、
甘さの凝縮したお芋に「お芋ってこんなに甘いんや!」と
驚いている子もいました。

今はガスコンロやオーブンなど、便利なものがある時代ですが、
昔の人々は、火を起こすだけでも大変だったと身をもって体験でき、
便利なものでは味わえない達成感や充実感を感じれたことは、
子どもたちにとって良い経験になったのではないかと思いました。