『ありがとう』をたくさん!
- 公開日
- 2014/05/07
- 更新日
- 2014/05/07
できごと
トイレに行った時の話をします。
先週お昼の掃除が終わったばかりの時間に、『もう使っても大丈夫?』と、お掃除当番の女の子2人に聞くと、『はい!』と元気な返事をしてくれました。
トイレから出てきたら、校長先生の靴をきちんと外向きにかかとをそろえて、はきやすいように並べてくれていました。
気持ちがいいなあと思いました。
とても嬉しかったのでお掃除当番は誰だったんだろうと確認したら、
6年1組の女の子だということがわかりました。
ありがとう!!
さすが太子橋小学校の最上級生!と感心すると同時に
ちょっと誇らしい気持ちになりました。
小さなことかもしれませんが、
自らすすんで誰かが喜ぶ行動をおこせること、
また、誰かが困っているときに助ける行動がおこせること、
これはすばらしいことです。
こういう人たちはたくさんの「ありがとう」という言葉がもらえます。
「ありがとう」と言われたら嬉しい気持ちになります。
たくさん「ありがとう」をもらえる子はたくさん嬉しい気持ちになれる、
これはとってもしあわせなことです。
親切はした方がしあわせになる、
ということが、実は科学的にも証明されたようです。
大阪大学大学院の研究によると、
親切にした人は、その何倍もの親切をしてもらえたそうです。
きっとこういうことではないかな。
親切をする人にはたくさん人が寄ってくる、
いつも優しくしてくれるからともだちになりたい人もたくさんいる、
そうするといつも周りに人がたくさんいる、
だから困っているときにはたくさんの人が助けてくれる....。
親切をしたら巡り巡って自分のところに親切がかえってくる。
『情けは人のためならず』ということわざが、まさにこれにあたります。
でも、親切にするってちょっとだけ勇気がいる時がありますね?
友達が困っているみたいだけど、ほかの子が助けるかもしれないから....
とか、
電車やバスでお年寄りに席を譲ろうかな、と思うけど、
声をかけるのが恥ずかしい、
とか。
そんな時、今度からちょっとだけ勇気を出して、えいっ!と行動をおこしてみてください。「ありがとう」の一言をもらえると、やっぱりやってよかった、
と、嬉しい気持ちになれるますよ。
まず一日ひとつからでもいい、小さなことでもいい、
大丈夫?って声をかけるだけでもいい、
おうちの人でも、ともだちでも、先生でも、地域の人でも
誰かのために行動を起こして「ありがとう」をもらえる毎日を心がけてみてください。
きっとしあわせで豊かな気持ちになれるから。
≪校長先生のおはなしより抜粋≫