学校給食、残飯(残パン)の現状
- 公開日
- 2026/09/29
- 更新日
- 2026/09/29
給食
本校では、生徒の心身の健やかな成長を支える重要な教育活動の一つとして、日々中学校給食を実施しています。今回は、本校における給食の「残飯(特にパン)の現状」について、食品ロスの観点から皆さまにお伝えし、一緒に考えていただくきっかけとなりましたら幸いです。
先週の給食後、各学級から給食配膳室へ返却されたパンの量を見て、大きな驚きとショックを受けました。
さまざまな事情や体調等で食べきれずに残してしまうことはあるものの、現状ではまったく手つかずの個包装のまま返却されるパンが後を絶ちません。その数を集計したところ、なんと101本にものぼりました。そして、これらはすべて廃棄されることになります。
この問題は、決して本校一校だけの問題ではありません。 大阪市立の中学校数は129校です。仮に他校においても同様の状況があると仮定し、単純計算をしてみますと、市内の総計で約13,029本ものパンが残されることになります。
さらに、中学校に提供されているパンは1個あたり約80gで計算すると、合計で約1,042kg(約1.1トン)ものパンが日々廃棄されているという計算になります。これは社会全体が取り組むべき「食品ロス」の観点から、非常に重い課題と言えます。
「これほど多くのパンが廃棄されてしまうのは、もったいない」 「どうにかして活用できないものか」
そう感じるのは、教員にとっても、また生徒たちにとっても率直な感情です。しかしながら、現在の衛生管理や安全確保に関する法的なルール(運用ルール)では、残った給食のパンを学校から持ち帰ることは固く禁止されています。食品の安全性を担保するためのルールが存在する以上、私たちが直面している現状は大変悩ましいものです。
ひとつの学校としてこのような厳しい現実がある中で、私たち学校が最も優先すべきことは、生徒の「安心・安全」です。 生徒一人ひとりのアレルギーへの配慮や、その日の体調、食の好みはさまざまであり、給食の時間を苦痛にさせないためにも、生徒たちに無理に食べさせることは決してありません。
安全と健康を守ることを第一に考えた結果としてのルールや配慮がある一方で、大量の食品廃棄が生まれてしまう――これが、現在の中学校給食が抱える複雑な現状となっています。