じゃがいもの話 〜 中学校/小学校全校集会
- 公開日
- 2019/09/02
- 更新日
- 2019/09/03
校長先生の“夢”ブログ
今日は“じゃがいも”の話をします。
と言っても、食べるじゃがいもの話ではありません。
東日本大震災の被災地で生まれた犬がいました。
その犬は、“じゃがいも”と名付けられました。
「被災地で生まれた犬が、その地域の人たちを助ける」ことができれば素晴らしいことではないか…。
“じゃがいも”は、災害救助犬を目指すことになったそうです。
しかし“じゃがいも”は、地震の恐怖を抱えて育ったため、大きな音や揺れに動揺してしまいます。そのため、練習ではできても試験で失敗してしまい、なんと10回も不合格になってしまうのです。
いつしかまわりからは、「“じゃがいも”がかわいそう。もう訓練はやめてあげて」という声があがってきます。
でも“じゃがいも”と訓練の担当者は、あきらめませんでした。
それは、「“じゃがいも”がかわいそう…」の声がある一方で、「“じゃがいも”のあきらめない姿に勇気をもらう」という被災地住民からの声が数多くあったからです。
そして11回目の試験…。
“じゃがいも”は合格し、災害救助犬として認定されたのです。
『挑戦すること』ってすばらしいよね。
そして、本気で挑戦している姿を見たまわりの人は元気をもらえる。
『挑戦』する姿勢を大切に…。
※9月2日(月) 中学校全校集会
9月3日(火) 小学校全校朝会 校長講話より