津波てんでんこ 〜 世代をつなぐ地域防災訓練
- 公開日
- 2018/06/16
- 更新日
- 2018/06/16
校長先生の“夢”ブログ
サッカーワールドカップが始まりました。
日本の選手のインタビューでよく聞くフレーズがあるよね。
『準備をしっかりと…』
今日は“準備”の話をします。
平成23年3月11日14時46分…。
それは起こりました。
東日本大震災です。
釜石市に「津波てんでんこ」という言葉があります。
てんでばらばらに逃げなさい…。
自分の命は自分で守りなさい…。
という意味です。
地震発生時、岩手県釜石市東中学校の子どもたちは、
地震が起きた直後にすぐに「ございしょの里」という高台へ避難しました。
当初から避難場所になっていた場所です。
でも中学生たちは、「ここでも危ない」と判断し、
自らの意志で、さらに高い場所へ。
必死で逃げている彼らを見て
小学生や幼稚園の児童も逃げました。
とにかく高台へ!
彼らは、自分たちの意志で率先して逃げることで
多くの命を救ったのです。
自分の命は自分で守る!
でも君たちは「どうやって守ればよいか」がわからない。
だから「準備」が必要なのです。
その準備をする日が今日です。
『世代をつなぐ地域防災訓練』
今日は真剣に取り組む君たちの姿を期待しています。
※6/16(土)世代をつなぐ地域防災訓練 学校長挨拶より