学校日記

終業式【校長講話】要旨

公開日
2020/12/25
更新日
2020/12/25

校長メッセージ

 今回の終業式も、放送で行うことになりました。残念なことですが、仕方のないことですね。感染状況を大きく3段階に分けていている、いわゆる大阪モデルですが、今現在はレッドステージの2になっています。なぜ、こうなっているかというと重症患者を受けいれるベッド数が足らなくなる可能性が出てきたからです。一方で、君たち中学生年代はコロナに感染するリスクは実は高いのではないかと言われ始めています。ただ、PCR検査を行っても無症状か軽症であることも事実です。つまり、知らないうちに感染していて、自分は何ともないけれど周りにうつしてしまうことは、十分にある訳です。
 つまり、これらのことから言えることは、あなた方を含めて先生方もそうですが、外に出て活動することで感染を広げてしまい、60歳以上の高齢者の命を危険にさらしてしまう可能性が大いにあるということです。これまでも、何回も言いましたがあなたの大切なお父さん・お母さん・おじいちゃん・おばあちゃんの命を守らなければなりません。
また、身近なことで言えば、今日から1月6日までの12日間の君たちの生活が長吉西中学校にかかわる多くの人たちの、コロナにかかるリスクを決定づけることにもつながります。「そんな、大げさな」という心の声が聞こえてきそうですが、もしもあなたがコロナに感染していて、保健センターの係の人が「このクラスには濃厚接触者が7人いる」と決定づけられれば、学級閉鎖(学級休業)しなければなりません。それが2週間続きます。この時期の2週間は大きいですよね。
 ぜひとも、この12日間を家庭で静かに過ごしてください。公園に行くな、友だちと会うなとは言いません。しかし、カラオケに今行って、歌わなければならない必要性があるのでしょうか?このような話をしなければならないことが少々情けないし、嫌なのですがあえて触れておきます。
 さて、またコロナの話題ばかりになってしまいました。8月25日に始まった2学期でしたが92日間も今日で終わりです。土曜授業も10回やり終えました。9月25日には体育大会、10月30日には文化発表会も形は変わりましたが、やりきることができました。3年生のみなさんは10月7〜9日に信州に修学旅行も終えることができました。不自由な中にも君たちはよくやってくれたと思います。感謝します。
 最後にもう一つだけ。地域から電話をいただくことがあります。そのほとんどは「歩道を横になって歩いて迷惑だ」「自転車で通学している長吉西中学校の生徒がいる」という苦情電話です、最近は昔に比べてはるかに減りましたが。今回はいい話です。この23日に川辺北公園の近くで、高齢の女性の自転車が倒れて困っていたところ助けてもらい、とても有り難かった。という内容の電話です。嬉しいですね。校区の中で、特に制服を着ている時には長吉西中学校の生徒であるという自覚をもって行動してください。
 さあ、2学期も終わり、年の瀬も迎えます。ぜひ、ここで1年を振り返って、何ができて、何ができなかったのかを、ゆっくりと考える時間にしてみてください。12月とはそういう月なのです。
元気に1月7日に会いましょう。以上です。