学校日記

3学期始業式【校長講話】全文

公開日
2021/01/07
更新日
2021/01/07

校長メッセージ

おはようございます。
そして、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

 みなさんは、どんな年末年始を過ごしたでしょうか?終業式の時にお話をした、不要不急の外出はせず、ステイホーム、おうちにいたでしょうか?今年は、神社仏閣への初詣もかなり少なかったようにテレビでは伝えていました。忌々しい新型コロナウィルスは、ますます私たちの生活を窮屈にしていくようです。今日にも東京・埼玉・千葉・神奈川の一都三県に対して緊急事態宣言が発出されるようです。4月・5月に全国に出されたものと、ほぼ同様のもののようです。しかし、大きく違うのは、学校は休校とせず、これまでと同様に授業は継続されます。根拠は学校由来の感染が社会に広まっていないからだそうですが。
 しかし、こういうデータがあります。6月1日から12月31日までの学校関係の感染者数をまとめたものを文部科学省が明らかにしています。小学校で2,217人、中学校1,513人、高校2,350人など合計6,080人にのぼっています。教職員の感染者は830名でした。これらの数が多いか少ないかは判断の迷うところです。ちなみに症状はまちまちです。あなた方の年代の多くは無症状か軽症です。しかし、これも年末のテレビの特集で見ましたが、軽症でも頭痛や倦怠感などの後遺症で苦しんでいる若者がいて、その取材をしていました。まだまだ正体の見えてこない得体のしれないウイルスです。また、イギリスではウイルスの変異体が現れて、これがものすごく感染力が強くて3回目のロックダウンをすることになったようです。
 始業式早々から、新型コロナウィルスの暗い話題で恐縮ですが、これが現実です。自分の身は自分で守ることを一層、徹底していかなければならないようです。また今後、長吉西中学校で感染者が出たとしても、いや、出る可能性は大きくなっていますが、休校措置にするのでなく、学年閉鎖や学級閉鎖の措置をとることになります。このあたりは、季節性のインフルエンザの対応と変わりありません。
 さて、新型コロナウィルスの話題ばかりで終わる訳にはいきません。新しい年が始まりました。特に3年生のみなさんは大切な進路選択の正念場に差し掛かります。1年生・2年生のみなさんも、進級にあたって今すべきことが必ずあるはずです。多くの学級で、後ろに短冊状の紙が貼ってありますね。個人目標は達成できたでしょうか?これが一つの指標になるかもしれません。貼ってあるだけ、「そんなの忘れてた」と言わず、何ができて、何ができなかったのかを明らかにしましょう。3学期は、まとめの時期であるのですから。
 マスクと手洗いを忘れず、自分と周りの人を守ることを、引き続き心がけましょう。そして、それだけでなく、それぞれの今すべきことをしっかりとやっていきましょう。やはり最後は、地道にコツコツやることが肝心です。まだまだ、この先、不透明なことが続きそうです。みなさんは、そんな嫌な気分にとらわれ過ぎず、生活リズムを取り戻し、それぞれの目標に向かって、ラストスパートをかけましょう。