「朝令暮改」
私たち教職員は子ども達に信頼されなければいけません。大人であっても信頼できる人のいうことは耳を傾けることになるでしょう。
私達教職員が子ども達に信頼されるには、まず、言うことをころころ変えないことです。子ども達に担任としての、あるいは学校としての一貫した方針・考え方をしっかり伝えることが大切です。 このことは「私達教職員」を「保護者」という言葉に置き換えても通用するのではないでしょうか。 先週の金曜日は「上靴は自分で洗いなさい。」と言ったのに、今週は「しっかり洗えないから、お母さんがやってあげる。」と手を出してしまう。これではお子さんに一貫した方針が伝わりません。大人のその時の都合や、その日の機嫌でやっていいことと悪いことがあるんだと考えるようになります。 同じことを何度言っても、言うことを聞かなかったり、できなかったりするので根負けしそうになることもあるでしょう。でも、親の信念・考え方・しつけとしてお子さんに伝えていることならば、それを変えずに我慢することが大切です。最後まで言い続けることです。 方針・考え方をころころと変えずに、「あかんもんはあかん」「やらなあかんことはやらなあかん」と言い続けることがお子さんに安心感を与えることになります。 親の言うことがその時々で変わると、子ども達自身で何をすればいいのか、何をしてはいけないのかの判断ができなくなります。子ども自身が一貫した道徳観やルールを持てずに、いつも大人の顔色をうかがうようになります。 子ども達に一貫した道徳観・価値観を身に付けさせるためには、保護者の皆さんが一貫した道徳観・価値観を持つことが大切だと思います。 大阪市立金塚小学校長 山本信吾 「子ども達に自己肯定感を」1.多様な考え方ができるようにする。 そのためには家庭・学校が安心して自分の考えを言える場所でなくてはいけません。子ども達が「間違うかもしれない」「馬鹿にされるのではないか」「𠮟られるのではないか」「否定されるのではないか」と感じることなく、安心して意見や質問ができる雰囲気を作ることが大切ですね。 2.感謝の心を育てる。 先ず保護者の皆さんが手本になることが大切です。子ども達は保護者の皆さんの背中を見て育ちます。皆さんが何かにつけて「ありがとう」と伝えることを習慣にしていれば、子ども達も必ず「ありがとう」と言えるようになります。子ども達がお手伝いをしてくれた時は「ありがとう」「助かったよ」と感謝の気持ちを伝えてあげてくださいね。子ども達は自分が役に立てたことに大きな喜びを感じます。 3.決めつけない。押し付けない。 子ども達の能力や才能を値踏みして限りない可能性を狭めてしまわないことが大切です。子ども達の能力や才能は練習したり、学習したりすることで必ず伸びていきます。 保護者の皆さんには「こんな子どもであってほしい」というお子さんの姿があるでしょう。その姿から少しでも外れるとついつい余計な言葉をかけたり、助けたりします。これは親心かもしれませんが、子ども達からすれば「押し付けられている」という状態です。親の思いを押し付けないためには、子どもの気持ちに「共感」することが大切です。その上で保護者の皆さんの考えを伝えてあげればいいと思います。 保護者の皆さんのご理解ご協力のおかげで金塚の子ども達がしっかり成長してきていることが児童アンケートや保護者アンケート、学力経年調査の結果からも見える形でわかるようになってきました。引き続き「見える学力」「見えない学力」の両面から金塚の子ども達を成長させ、2023年の創立100周年に向けて「子ども達がいきいきと学び、笑顔あふれる学校」を目指していきたいと思っています。今後も金塚小学校の教育活動にご理解ご協力を賜りますようお願い申し上げます。 大阪市立金塚小学校長 山本信吾 「花いっぱいの学校に」
今、金塚小学校ではノースポール、キンセンカ、パンジー、ビオラ、サクラソウが満開ですが、もうすでに管理作業員の畠山さんの手によって、金魚草やマリーゴールドやコスモスなどの種が蒔かれ、準備されています。
「花梨(カリン)」
今年も体育館前の花梨(カリン)の花がたくさん咲いてくれました。実は大きくてごつごつした武骨な感じなのですが、花は小さくて可憐で、とてもきれいなピンク色です。
「春の雨」
春の雨が降る中、校庭の桜が咲いています。8分咲き程度でしょうか。例年より早く桜が開花しました。この時期にこれくらい咲いてしまうと、4月7日の入学式の頃はすっかり葉桜になってしまうのではないでしょうか。少しでも長く耐えてくれるといいのですが・・。
入学式と言えば桜というイメージがありましたが、開花が年々早くなり、入学式と桜の花がリンクしなくなりつつありますね。 |
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