校長講話を活かした言語化能力の育成23
- 公開日
- 2025/09/29
- 更新日
- 2025/11/10
総合的読解力を究める
総合的読解力を究める58
生魂っ子472
自分の意見の根拠を考える
読解力の育成には、「聞く」「話す」「書く」「読む」のバランスが大切です。が、本校は「聞く」「書く」の領域を苦手に感じている児童が多くみられることがわかりました。
そこで、本校の校内研究と並行して、児童の「聞く力」「書く」の手立ての一つに、2年前から年に4回、児童朝会で「校長先生の話を聴いて考える」取組を計画的に進めています。
この2年間は、自然環境をテーマに要約したり、仮説を考えたりという内容を提示してきました。
今回は昔話の「うらしまたろう」から、「うらしまたろうは、玉手箱を開けた方がよかったのか、開けなかった方がよかったのか」を決め、その考えの根拠について自分の考えを書きました。
この問いに正解も不正解もありません。これからの時代は「答えのない時代」ともいわれています。「答えのない時代」とは、これまでのような唯一の正解や普遍的な価値観が存在せず、変化が激しく不確実性の高い現代において、個人や組織が自らの頭で考え、新しい答えを創造していく必要がある時代をさします。今後、個人が試行錯誤を通じて独自の解決策を見出すことが求められる時代になるといわれています。
今日のワークも分析結果をもとに、エントランスの掲示などを使って全校でシェアすることを通じて、児童の考えを深めていきたいと考えます。
講話の最後に、根拠をもとに自分の考えを持つためには、今学んでいる知識を総合的に考え、応用力を働かせることが大切であることを伝えました。