研究会の活動

総合研究発表会1 国語部 (4年生委員会)

公開日
2025/11/28
更新日
2025/11/28

国語部

11月11日、中津小学校で4年生委員会の公開授業と討議会が開催された。授業では、新美南吉作「ごんぎつね」を題材に、登場人物の気持ちの変化を読み取る学習が展開された。児童は「おっかあの死」や「うたれる前後」など本文に基づき、理由と気持ちをセットで書く活動に取り組んだが、理由付けや気持ちを表す言葉の難しさが課題として指摘された。
討議では、振り返りの解釈や交流の活性化、誤読への対応などが議論された。指導者からは「本文+理由+気持ち」を書くことで振り返りになるとの意見があり、気持ちの変化を根拠とともに捉える重要性が強調された。また、提案班による読みの深まりや、児童同士の意見交換を通じた気づきの広がりが成果として報告された。
今後の課題として、めあてや課題の明確化、グループ分けの工夫、探究的な活動を支える指導法の検討が挙げられた。児童が「つぐない」や「気づいてほしい」という心情に迫ることで、物語の空所を解釈する力を育む授業づくりが求められている。