総合研究発表会1 国語部 (書写委員会)
- 公開日
- 2025/11/28
- 更新日
- 2025/11/28
国語部
11月11日、中津小学校で書写委員会の公開授業と討議会が開催された。前半は授業公開、後半は講評と協議が行われ、横浜国立大学教授 青山浩之先生による指導講評も実施された。授業では、ひらがなの「折れ」をテーマに、毛筆を用いた筆遣いの学習が展開。穂先マグネットや穂先手袋、点画ピースなどの教具を活用し、児童が操作しながら理解を深める工夫が紹介された。
授業の流れは「ためし書き」「練習」「まとめ書き」を基本とし、自己評価や振り返りを重視。班活動や「ほめほめタイム」により、児童の意欲や達成感を高める取り組みも報告された。討議では、まとめ書きの枚数や書写用語の定着、準備・片付けの効率化など現場の課題が共有され、改善策が議論された。
横浜国立大学教授 青山浩之先生は、書写は単なる技能習得ではなく、課題解決型学習として位置付ける重要性を指摘。毛筆指導を通じて筆圧や筆遣いを学び、硬筆や日常の文字文化に生かすことが求められると強調した。今後の改定に向け、書写の学習を国語科の言語活動として捉え、主体的・協働的な学びを広げる方針が示された。