1年生 学年集会(食育講話)
- 公開日
- 2025/06/11
- 更新日
- 2025/06/11
学校日記
きょうは滝川小学校の栄養教諭の先生をお招きし、1年生向けの食育講話「スポーツと食事」を実施しました。
はじめに先生が「スポーツをしている人?」と問い掛けると多くの手が挙がりましたが、「食事面に気を付けている人?」という質問には挙手がぐっと少なく、栄養への意識に大きな差があることが分かりました。
講話では、「タンパク質は確かに必要ですが、何をどのように取るかが大切です」と説明。
先生はまず食事の役割を三つに整理しました。
1.生きるため・生活するため
2.発育・発達のため(ここが大人と最も違う点)
3.運動のため
生きるためのエネルギーの上に発育・発達のエネルギー、そのさらに上に運動で使うエネルギーを重ねなければならず、順序が逆になるとバランスが崩れることを強調されました。
続いて、スポーツをする中学生にとって栄養・食事が重要な理由を示されました。
1.トレーニングによる身体づくり
2.試合で能力を発揮するための状況づくり
3.スポーツに伴いやすい障害(脱水症状や貧血など)の予防および改善
では実際にどのような食事を取ればよいのか。
中学生に大切な四つのポイントとして、
1.欠食をしない——特に朝食。シャトルランのデータでは、朝食を抜くと明らかに持久力が落ちる
2.好き嫌いをしない——すべての栄養素には固有の役割があり、他の栄養素で補えない
3.「基本的な食事の形」をそろえる——主食・主菜・副菜・牛乳・果物で構成される給食が基本形
4.トレーニングスケジュールに合わせて食事時間と内容を考える(ジュニアアスリート向け)
糖質をしっかり取らずにタンパク質で代用すると体に負担が掛かること、パフォーマンス向上の土台は栄養であること、そして「しっかり食べる」とは肉やおかずを大量に食べるのではなくご飯をしっかり食べることだと話されました。
興味のある人は図書室で関連図書を探すか、ネットで調べる際には情報源が確かなサイトを利用してほしいとアドバイスがありました。
講話の最後には保健委員会の代表が感謝の言葉を述べ、集会は終了しました。
きょう学んだことを日々の食生活に生かし、心も体も強く育てていきましょう。
本日お越しいただいた栄養教諭の皆さま、ありがとうございました。