大阪市立北稜中学校

PTA人権教育講演会「誰ひとり取り残されないまちづくり」

公開日
2025/12/05
更新日
2025/12/11

学校日記

12月4日(木)、本校多目的室にて、PTA人権教育講演会を開催しました。
講師には、NHK Eテレ「バリバラ」などでおなじみの玉木幸則さんをお招きし、
誰ひとり取り残されないまちづくり〜フルインクルージョンをめざして〜」と題してご講演いただきました。

玉木さんの語り口は、終始ユーモアにあふれ、会場には何度も笑いが起きました。
しかしその軽妙さの奥には、
「生きづらさを生み出しているのは、誰なのか」
「当たり前だと思っている価値観が、誰かを傷つけていないか」
という、深い怒りと強い願いが込められていたように感じます。

北稜中学校では、これまでも「誰ひとり取り残さない学校」を標榜してきましたが、
それは「支援が必要な特定の子どもたちに、特別な配慮をしてあげる」という意味ではありません。
そうではなく、私たち大人や社会の側の“心の中の障害”に目を向け、
分けない・排除しない・選べる環境をどうつくっていくのかを問い続けることなのだと、
今回の講演を通してあらためて教えられました。

「いろいろな人がいることが前提で、そのうえで排除しない」
生きているだけでえらい

このシンプルだけれど重い言葉を、北稜中の子どもたちと、
保護者・地域・教職員の私たちが共有しながら、
これからの教育実践につなげていきたいと思います。

最後に、貴重なお話を届けてくださった玉木幸則さん、
準備と運営にご尽力いただいたPTA人権啓発活動委員会のみなさま、
そして平日の夜にもかかわらずご参加くださった保護者・地域・教職員のみなさまに、
心より感謝申し上げます。

講演内容

キーワード:PTA人権教育講演会/玉木幸則/フルインクルージョン/人権教育/誰ひとり取り残されない学校

※掲載している写真はすべて学校備品のカメラで撮影し、教員用PCに有線で取り込んだ上で、安全に管理された環境からホームページにアップロードしています。