大阪市立北稜中学校

1年学年集会「凡事徹底」

公開日
2025/12/10
更新日
2025/12/10

学校日記



本日水曜日、1年生の定例学年集会を行いました。


はじめに、2年生の生活委員長から、1年生の防寒着の着用の仕方についての確認があり、校則やきまりをもう一度みんなで共有する時間となりました。

ほかの学年の生徒が、1年生の学年集会の場で直接話をするのは、北稜中学校ならではの光景です。

生徒が主体となって学校生活をつくっていく「自治の精神」を感じるひとときとなりました。


続いて、担当の先生からお話がありました。

先生の座右の銘として紹介された四字熟語は「凡事徹底」です。

「何でもないような、当たり前のことを、人には真似できないくらい徹底的に行う」という意味の言葉です。


先生がこの言葉に初めて出会ったのは、小学校6年生のときで、そのときの学年目標が「凡事徹底」だったそうです。

その後もずっと大切にしてきたこの言葉を、改めて1年生のみなさんに紹介してくださいました。


2025年の大きなスポーツニュースとして、阪神タイガースの藤川球児監督が、春季キャンプでチームの目標として「凡事徹底」を掲げたことにも触れられました。

そして、そのシーズンにリーグ優勝を果たしたことから、「監督の思いが、当たり前のことを徹底する日々の積み重ねとなり、優勝という結果につながったのではないか」と話されました。


さらに、プロ野球のイチロー選手もこの言葉を大切にしていること、イエローハット創業者の鍵山秀三郎氏や、パナソニック創業者の松下幸之助氏も「凡事徹底」を座右の銘にしていたことが紹介されました。

大きな成果を上げている人ほど、当たり前のことを丁寧に、当たり前にやり続けているのだろう、という先生の言葉が印象的でした。


では、1年生のみなさんにとっての「当たり前のこと」とは何でしょうか。

先生は、「感謝の心を持つこと」「悪いと思ったら素直に謝ること」といった、日々のごく基本的な姿勢こそが大切だと語られました。

もうすぐ、みなさんは2年生になります。

この節目の時期に、自分にとっての『当たり前』とは何かを、もう一度立ち止まって考えてみてください、というメッセージでお話は結ばれました。


キーワード:1年生、学年集会、凡事徹底、生徒自治、防寒着、藤川球児、イチロー


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