大阪市立北稜中学校

週末の3年学年集会 ~第一印象を考える学びの時間~

公開日
2026/01/16
更新日
2026/01/16

学校日記



3年生の学年集会を行いました。
今回は、学年担当の先生がスライドを用いながら、「第一印象」をテーマにお話をされました。


はじめに投げかけられた問いは、「第一印象はどれくらいで決まると思いますか?」というものです。

生徒からは「3秒」「10秒」「見た瞬間」など、さまざまな答えが出ましたが、一般的には3秒から15秒ほどで第一印象が形づくられると言われていることが紹介されました。


続いて、スライドには「7+38+55」という数字が映し出されました。

これは、いわゆる「メラビアンの法則」と呼ばれるもので、人がコミュニケーションの中でどの情報を重視しているかを示した割合です。

「7」は話の内容(言語情報)、「38」は声のトーン・大きさ・速さなど聴覚からの情報、「55」は見た目・表情・しぐさ・視線といった視覚からの情報を表しています。


先生は実際に「おはようございます」という同じ言葉を、声のトーンや表情を変えながらいくつか実演してみせました。

生徒たちは、同じ言葉でも声の出し方や雰囲気によって受け取り方が大きく変わることを、実感として受け止めている様子でした。


お話の中では、「人は言葉そのものよりも“雰囲気”で人を判断してしまうことが多い」という点も強調されました。

特に、うそをついているときや、言っていることと態度がずれているときほど、聞き手は“言葉”ではなく、表情や声・雰囲気のほうを信じてしまうという指摘もありました。


ここで先生は、「『見た目が9割』という言葉を耳にすることがありますが、この“見た目”は決して“顔立ち”のことではありません」と続けました。

見た目とは、表情、姿勢、目線、動き、清潔感、そして声の出し方など、すべて自分の意識と努力でコントロールできる部分であることが示されました。


さらに、先生は「では、みなさんは試験会場にどんな格好で行きますか?」と問いかけました。

かつて、ミニスカートにピアス姿で受験会場に向かった生徒がいて、学校に連絡があったことも紹介されました。

「中身を見てもらう前に、第一印象だけで損をしてしまっている人が、正直いると思います」という言葉に、多くの生徒がうなずいていました。


そのうえで、日常生活や受験の場面で、意識して身につけてほしいポイントとして、次の3つが示されました。


1 顔を上げること

2 相手のほうを見ること

3 声を少しだけ大きく、トーンを少しだけ上げて話すこと


たったこれだけの心がけでも、周りから受け取られる印象は大きく変わること。

「人は中身が大事なのは間違いない。けれど、その中身を見てもらうためには“入口”としての第一印象が必要です。第一印象は“才能”ではなく“クセ”なので、意識すれば必ず変えられます」という言葉で、お話は締めくくられました。


3年生にとっては、これから入試や進路先で初めて出会う人が増えていく時期を迎えます。

今回の学年集会は、勉強だけでなく、「自分がどのように見られているか」「自分はどのように振る舞いたいのか」を改めて考える機会となりました。


【感想】

第一印象の話は、大人の私たちにも耳の痛いテーマでもあります。

「中身を見てほしい」と願うなら、その中身が相手に届くように“入口”を整えることもまた、大切なマナーであり、相手への思いやりだと感じました。

受験会場でも、そしてこの先出会うたくさんの人たちの前でも、3年生のみなさんが自分らしい表情と声で「はじめまして」と言えることを、心から応援しています。


キーワード:3年生、学年集会、第一印象、メラビアンの法則、受験


※掲載している写真はすべて学校備品のカメラで撮影し、教員用PCに有線で取り込んだ上で、安全に管理された環境からホームページにアップロードしています。