大阪市立北稜中学校

雨上がりの朝に、5冊の本との出会い ― 3年生学年集会より

公開日
2026/05/08
更新日
2026/05/08

学校日記

朝のうちは雨予報が出ていたものの、生徒の登校時刻にはすっかり青空が広がりました。爽やかな光のなか、3年生が元気に校門をくぐる姿が見られました。

本日は3年生の学年集会を実施し、図書担当の先生からおすすめの本5冊を紹介していただきました。「朝読書の時間や、天気が悪くて外で遊べない日に、ぜひ図書室を活用してほしい」という呼びかけから、お話は始まりました。


📕 1冊目 ― 星新一『ショートショートセレクション

「本を読むのが苦手な人にこそ手に取ってほしい」と先生が真っ先に挙げたのが、星新一のショートショート集です。一話あたり2〜3ページで完結し、読みやすい文章のなかに思わずうなる「予想外のオチ」が仕掛けられています。図書室にはシリーズで複数冊そろっており、「短い話をサクッと読みたい」「意外な結末が好き」という人にぴったりの一冊です。


📘 2冊目 ― 凪良ゆう『汝、星のごとく

先生自身が「今いちばん好き」と紹介したのが、本屋大賞を受賞したこの作品。家族のこと、進路のこと、友達との距離感など、誰もが一度は抱える「言葉にしにくい気持ち」が丁寧に描かれています。秋ごろには映画化も予定されているそうで、読み進めるうちに登場人物に寄り添いたくなる一冊。「自分の未来をどう選ぶか」を真剣に考えるきっかけにもなる物語です。


📗 3冊目 ― 今泉忠明監修『ざんねんないきもの事典

書店でもおなじみのロングセラー。1ページごとにイラストと豆知識がコンパクトにまとめられており、サクサク読み進められます。「ナマコは敵に襲われると内臓を吐き出す」など、生き物たちの思わず笑ってしまう生態が満載。シリーズで複数冊そろっているので、理科が苦手な生徒でも気軽に楽しめる内容です。


📙 4冊目 ― 河野裕『愛されてんだと自覚しな

ここからの2冊は、3年間図書委員を務め現在は図書委員長を務める生徒のセレクション。1冊目はキャッチーな表紙が目を引く恋愛小説ですが、神様が登場したり物理的なバトルがあったりと、型破りな展開が続きます。甘い言葉に頼らず、軽快で読みやすい会話が魅力。「転生しても変わらない愛」をテーマに、ギャップの効いた展開が楽しめる一冊として推薦されました。


📒 5冊目 ― 有川ひろ『物語の種

最後は、すべての話の元ネタがSNS発の小さなエピソードという、ユニークな短編集。猫、花、星など、身近な題材を扱った物語がいくつも収められています。1冊目の星新一作品と同じく短編形式で読みやすく、ほっこりとした読後感が魅力です。


集会の終わりに、先生は「3年生は図書室の利用が少なめな印象です。バレーボールで遊ぶのもいいけれど、雨の日には図書室で本を開いてみてほしい」と語りかけました。

これから梅雨の季節を迎えます。外で遊べない日こそ、図書室で一冊の本と出会うよい機会かもしれません。読書を通して、3年生それぞれの世界がさらに広がっていくことを願っています。


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