大阪市立北稜中学校

मखमली(センニチコウ)― ことばと文化が咲く、第22回ワールドトーク ―

公開日
2026/09/05
更新日
2026/09/05

学校日記

本日、住吉小学校の講堂で開催された「第22回ワールドトーク」を参観しました。

ワールドトークは、大阪市内の学校に通う外国につながる子どもたちが、自分の母語や文化を大切にしながら、それぞれの思いや経験を発表する場です。


今回は、ネパール、中国、ベトナム、タイ、ペルーなど、さまざまな国や地域につながる約40名の生徒が参加しました。


母語によるスピーチでは、日本に来て感じたことや、日本での学校生活、自分の国と日本との違い、これからの夢など、一人ひとりが自分自身の経験をもとに語っていました。
もちろん、私にはその言葉のすべてが分かるわけではありません。それでも、表情や声の調子、そして会場で見守る仲間たちの姿から、一人ひとりが自分のことばで自分自身を表現することの大切さが伝わってきました。


本校からも、ネパールから来日した女子生徒が参加しました。


同じくネパールにつながる他校の生徒と二人で、ネパールの歌「मखमली(マカマリ)」に合わせてダンスを披露してくれました。色鮮やかで華やかなネパールの衣装をまとい、音楽に合わせて堂々と踊る二人の姿は本当に素晴らしく、会場からも大きな拍手が送られていました。


普段、学校で見ている姿とはまた違った一面を見ることができたことも、とてもうれしく思いました。自分のルーツにつながる文化を、たくさんの人の前で誇りをもって表現する姿を、頼もしく感じました。


いまの社会では、ともすれば「日本にいるのだから、日本のことばや文化に合わせればよい」といった考え方が、もっともらしく語られることがあります。


しかし、子どもたちの中にある母語や文化、家族から受け継いできた歴史や習慣は、その子自身を形づくる、かけがえのない大切なものです。


学校は、子どもたちに「自分の一部を置いてきなさい」と求める場所であってはならないと思います。


どの国に生まれ、どのような文化やことばを背景にもっていても、すべての子どもが安心して学び、自分自身を大切にされる。そのうえで、互いの違いを知り、認め合い、ともに生きていくことを学ぶ。公立学校には、そんな役割があるのではないでしょうか。


今日、ステージに立った子どもたちの姿を見ながら、改めてそのことを考えました。


これからも、自分の国につながることばや文化を大切にしてほしい。そして、日本で出会った人や経験も大切にしながら、いつの日か、日本と自分のルーツをもつ国との間をつなぐ「架け橋」のような存在に成長してくれたらと願っています。


今日のワールドトークは、「違うこと」は決して壁ではなく、私たちの社会を豊かにしてくれるものなのだということを、子どもたちの姿を通して教えてくれる時間となりました。