『最強脳』
「どうしたら、勉強が効率よく出来るんだろう？」
とか、「勉強に集中できなくて困ってる」っていう人に最適です。
結論だけ言うと、
「運動すると、勉強に集中できる」
「運動すると、記憶力や発想力が向上する」
「スマホがいちばん勉強の邪魔」
という内容です。
私自身も「電車の中で読んでた物理の本の式の意味がわからずずっと考えていたところ、本を閉じて電車を降りて歩いていたら、突然に式の意味が理解できた」という経験を最近したところです。
著者は、スマホがなぜ依存性あるのかとか、運動がなぜ心地よかったり、学力アップに必要なのかを、科学的に説明しています。こういう本に多い、ただの経験論や「こうじゃないかな〜」的な仮説ではなく、スウェーデンの生徒に対して行った調査や進化生物学的な背景を基にしているぶん、内容の信頼性は高いでしょう。
今年の新書ベストセラー１位の著者による、若い読者向けの本。日本語タイトルのセンスが良くないし、不適当な訳語もちらほらありますが、簡単に読めます。
理科　安東