先生がおすすめする本
- 公開日
- 2021/09/24
- 更新日
- 2021/09/24
お知らせ
どちらも絵本なので読みやすいです。「絵本」と侮るなかれ。教科書よりもずっとレベルが高いです。
『とりになったきょうりゅうのはなし』
「恐竜は絶滅した」というのが定説だったのは昔のことです。恐竜は今でも生きています。北稜中学校のまわりも恐竜でいっぱいです。生きているどころか、哺乳類よりもはるかに繁栄しています。
今では教科書にも、鳥類が羽毛恐竜を祖先にもつことが書いてあります。
この本を通して、進化や分類学について興味を持ってくれればと思います。
『ざっそう』
雑草を描き続けてきた絵本作家の甲斐信枝さんの数多い著作のひとつです。
「雑草」とひとくくりにしないで、足を止めて、腰を下ろしてひとつひとつの植物を観察してみてください。どの植物も一生懸命に生きていることがわかります。他の植物と競争することなく根を張れる場所として、あえて人に踏まれる地面での生活を選んだオオバコなど、植物が生きるための環境に実に上手く「適応」してきたことがわかります。
さまざまな生物の生きるための「戦略」について知ると、野の花の見方もちょっと変わるかなと思います。