大阪市立北稜中学校

母校で教壇に 教育実習生・下和田先生の研究授業(1年5組・音楽)

公開日
2026/09/17
更新日
2026/09/17

学校日記

本日4限、1年5組で、教育実習中の下和田先生による音楽の研究授業が行われました。

下和田先生は本校の卒業生です。単元は「声の音色に注目して《魔王》を聴こう」。かつて自分が学んだ音楽室で、後輩たちを前に授業をしました。


教材は、シューベルトが18歳のときに作曲した歌曲「魔王」です。嵐の夜、熱にうなされる息子を抱いて馬を走らせる父親と、その息子を甘い言葉で誘い出そうとする魔王。この物語を、1人の歌手が語り手・父・子・魔王の4役で歌い分けます。授業では、場面ごとのイラストで物語を確認しました。冒頭のピアノの三連符が馬のひづめの音を表していることもおさらいしながら、曲の世界に入っていきました。


授業の中心は、登場人物の気持ちが「声の音色」(高さ・強弱・雰囲気)でどう表されているかを聴き取る活動です。生徒たちは音源に耳を傾けながらプリントに書き込み、発表の場面では活発に手が挙がりました。

黒板には、父は「低い」「力強い」「落ち着いてる」、子は「高い→さらに高い!」「不安UP」、魔王は「弱い・小さい→力強い」など、生徒の言葉が次々と並びました。


最初は優しく甘かった魔王の声が、最後には恐ろしく変化していくことに、多くの生徒が気づいた様子でした。授業の終わりには「魔王は本当にいたのか、それとも高熱が見せた幻だったのか」という問いが投げかけられました。1人の歌声とピアノだけで生まれるドラマの奥深さを、それぞれが感じ取る時間になりました。


写真の大きなイラストや色分けされた掲示物からも、この1時間に向けて丁寧に準備を重ねてきたことが伝わってきます。

下和田先生、研究授業お疲れさまでした。母校で得たこの経験を、これからの歩みにつなげていってください。

1年5組のみなさんも、先輩の授業を一緒につくってくれてありがとう。


キーワード:北稜中学校、学校日記、教育実習、研究授業、音楽、魔王、シューベルト、声の音色