大阪市立北稜中学校

1年生 学年集会 ~青森の障スポで学んだ3つのことと、委員会からの呼びかけ~

公開日
2026/10/28
更新日
2026/10/28

学校日記

体育大会を目前に控えたこの日、体育館で1年生の学年集会を行いました。上床先生のお話と、委員会の生徒たちからの連絡がありました。


上床先生が集会で話をするのは、今年度これが初めてです。ふだんは1階の「リソースルーム」にいることが多く、入口に「巡回中」「在籍中」の札を掲げているそうです。まずは「気になることや聞いてみたいことがあれば、いつでも気軽に訪ねてください」と生徒たちに呼びかけました。


続いて、「先週、ある場所に出張していました」とクイズから話が始まりました。ねぶた祭りやりんごのヒントで、答えは青森県です。先生は、今年青森県で開かれた「第25回全国障害者スポーツ大会」に、大阪市選手団の陸上競技コーチとして参加していました。手に持って見せてくれたのは、大阪市の花・桜をあしらった選手団のジャージです。現地は気温が1桁台まで下がり、手袋を外すと手がかじかむほどの寒さだったそうです。


大会期間中は選手に付き添う時間が長く、障がいとどう向き合い、どんな道のりを経てこの大会に臨んだのか、じっくり語り合う機会が多かったといいます。スタートラインに向かう選手の姿を見るたびに胸がいっぱいになった、という先生の話に、真剣な表情で耳を傾ける生徒の姿が見られました。


先生が青森で学んだこととして挙げたのは3つです。1つ目は「ベストは人それぞれ」。同じ12秒でも、その人にとって精いっぱいの12秒なのか、まだ伸びしろのある12秒なのかで、意味はまったく違います。2つ目は「みんなが参加できる工夫」。伴走者と息を合わせて走る競技や、アイマスクをつけてゴール地点で鳴る音だけを頼りに50メートルを走る競技などが紹介されました。伴走を経験したことのある先生は、「2人の息が合わないと前に走れない、本当に難しい」と話していました。


3つ目は「支える人がたくさんいる」ということです。青森県の学生をはじめ多くのボランティアが大会を支え、会場では声が届きにくい人にも伝わるよう、手話の「がんばれ」や、両手をきらきらと揺らす手話の拍手で声援が送られていたそうです。


お話の最後は、今週の体育大会へとつながりました。自分のベストを大切にし、隣の人のベストも尊重すること。得意な人も苦手な人もいる中で、みんなが前向きになれる体育大会にするにはどうしたらよいかを考えること。そして、競技に出る時間は一瞬でも、応援している時間のほうがずっと長いからこそ、がんばる仲間にどんな声をかけるかを考えてほしい、という3つのメッセージでした。


後半は委員会からの連絡です。生活委員会からは今月の目標「気持ちよく挨拶をしよう」が、情報委員会からは「ネット上で人を傷つけない」という目標が伝えられました。顔が見えないメッセージのやりとりだからこそ、送る前に相手の気持ちをよく考えよう、という呼びかけです。


学級委員からは、新しく委員長になった生徒が「真面目ではないからこそ、みんなの目線に立って考えられると思う」と、自分らしい言葉で抱負を語りました。続いて別の学級委員が、体育大会まであと2日というタイミングで「当たり前を大切にできていますか」と問いかけました。机や椅子、教科書、廊下の歩き方や身だしなみ、そして友だちがいることも決して当たり前ではない。自分の言葉や行動で友だちを傷つけていないか、もう一度確かめてほしいという内容でした。


先生の話にも生徒たちの言葉にも、「自分を大切に 隣の人を大切に」という本校の思いと重なる視点が通っていました。それぞれのベストを大切にしながら、仲間に声を届け合える体育大会になることを楽しみにしています。



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